2012年8月16日木曜日

自分の部屋に脇さんが…!(3/30)

はじめまして。
撮影部の藤井です。

カメラマンをしていました。

ブログなんて一度も書いたことがない私ですが、温かい気持ちで読んでいただけたら幸いです………。


さて、撮影5日目。
この日はありすの部屋のシーンの撮影でした。


設定は一人暮らしのアパートということで、
まず一人暮らしのスタッフの中からロケ地が探されていたのですが、
まさか自分の住んでいるアパートが選ばれるとは思ってもいませんでした。


「とりあえずロケ地の候補にだけいれていいかな?」
と制作部に言われたとき軽はずみでOKしてしまったことを、
ほんの少しだけ後悔しました


自分の部屋で撮影することになって大変だったのは、美術の作りこみがあったことです。
監督のイメージするありすの部屋に近づけるため、撮影前から部屋を準備をしていました。

おかげで撮影当日までの数日間、かわいらしいぬいぐるみでいっぱいの部屋で生活することになりましたが、
今となってはいい思い出です。


いざ撮影が始まると、狭い部屋で大勢のスタッフが動いていてドタバタでした。

本番中は必要最小限の人数が部屋に残り、カメラを回します。
録音部はマイクをどこから出すか、助監督はボールドをどこから打つかで苦労していました。


でもなにより印象に残っていることは、

「あの脇さんが自分ちで牛丼食べてる!!!」

ということです。


たぶんこれからの人生で経験することのないこと。
自分の部屋で映画を撮るということ。
大変な部分もあったけど、貴重な体験になりました。



この日のスケジュールは、部屋での撮影が終わり次第また次の現場に行くことになっていたため、
息つく暇もなく、部屋を後にしました。


撮影終了後は、エアコンのリモコンを紛失するなど(数週間後、マットレスの下敷きになっているところを発見しました。)小さなハプニングはありましたが、
無事に部屋での撮影を終えられてよかったです。




でも最後にひとつだけ言わせてください。
美術で使用したブラウン管のテレビがいまだに部屋に置き去りにされています。
常にテーブルの半分を占領している状態です。
これを一体どうしたらいいのでしょうか………(泣)



まあそれはいいとして、今日の撮影日誌は以上です。
次回更新をお楽しみに!!!!



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【家ナシ演出部の一言日記】No.6

※撮影直前に引越しする事になった演出部の黒柳くん。が、家の引渡しのタイミングを間違え、家ナシでしばらく過ごすハメになってしまいました…。

明日だ…遂に明日だ。今日の撮影が終われば……床で寝ることもなく、疲れた体でベスパを運転することもなく、ヤ◯ザさん達と混浴することもなく、自分の部屋で寝れる。今まで僕は家があって有り難いと思うことなんてなかった。が、今回のホームレス生活で家の大切さを知ることが出来た気がする。みなさん、引っ越しの際は計画的に!!




***** 特報も見てね!*****
映画『ふとめの国のありす』特報
http://youtu.be/Gjt4keNDWTA